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和室が好き。Vol.01

2019.10.07

マンションから消えゆく和室

突然ですが「和室は好きですか?」
二分すると思いますが好きな方も大勢いらっしゃるでしょう。
畳なのでどこでも寝転ぶことが出来ることもできますし、何よりも落ち着いて心安らぐのが魅力です。
では質問の仕方を少し変えます。
「古い和室のあるマンションは好きですか?」
おそらく8割程度の方が嫌いと答えるでしょう。
特に若い世代の方はほとんどの方が古い和室を嫌うでしょう。
そのため主に若い世代がターゲットになってくる賃貸マンション、アパートからは和室がどんどん消えていってます。
新築マンションにも和室を見ることはあまりありません。
個人住宅には和室の需要がまだまだありますが、最近はモダンな和室が多く、昔ながらの和室はもはや絶滅危惧種になりつつあります。

御歳48歳、和室のある団地を60’Sにアレンジ

そんなノスタルジックな和室、私は好きです。
無機質な洋室では味わえない新しい和室との暮らし方を紹介します。


この部屋は築48年の団地です。
かなり年季が入ってますが柱や長押の木目が長年の日焼けで飴色になり美しいです。
ダイングテーブルには木種こそ違えど建物の木目に色味を揃えてチークの板目をセレクト。
ダイングチェアや和室のペンダントライト、時計は襖の枠や畳の縁に入っている黒色に合わせて、空間にコンストラストを出しました。
これだけでかなり統一感が生まれます。
そして一番の決め手は襖紙を60’Sの香りがするオリーブ色のクロスを施しました。
いい差し色になってます。
キッチンの上のシーリングライトはレトロなガラスの照明に取り替えました。

若い時には似合わなかった服をサラリと着こなす名女優のような部屋

ベースを整えたら、あとは好きなものを並べただけです。
熟したお部屋は何でも受け入れてくれる寛大さがあります。
築年数の古い建物ほど設えはしっかりしており、最近のプラモデルのような新築にはできない良い歳の取り方をしています。
若い洋室には似合わないものだって、さらっと着こなしてくれます。


つい笑顔になる身近な幸せを感じれるお部屋になりました。
あなたもレトロなお部屋に住んでみてはいかがでしょうか?