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色のいろいろな話。第一回「色ってなに?」

2019.10.07

私たちはどうやって色を感じ取っているの?

私たちは普段の生活で何気なく自分の目ですごい量の情報を読み込んでいます。

その情報はどのようして目に入ってくるのでしょうか?

その正体は光です。

太陽や照明の光などのように発光して入ってくる光はもちろんのこと、それらの光が物体に当たって反射して目に入ってきているのです。

つまりトマトを見て赤いと感じるのは、トマトに当たって反射した光が目に入ることで「赤色」と読み込み、次に脳に情報が伝わり「赤い」と感じているのです。

毎日、無数の色の光を読み込んで、感じているので目も頭も疲れるのに納得です。

 

3色のセンサー

もう少し踏み込んだ話をしましょう。

どうやってトマトに当たり反射した光を「赤色」と読み込んでいるのでしょうか?

それは下の図の網膜にある「すい体」と言われる光の色を読み込むセンサーで解析しています。

また光の明るさは「かん体」と言われる明暗を読み込むセンサーで解析しています。

 

すい体には「赤」「緑」「青」と3色のセンサーがあります。

トマトであれば赤色のセンサーが光を読み込みます。

葉っぱの緑色の光は緑色のセンサーが、海の青い光は青色のセンサーが読み込むといった具合です。

ではそれ以外の色は?

例えば「ピンク色」の物を見たときで考えてみましょう。

残念ながらピンク色のセンサーは無いので、こういうときは「赤色」と「青色」のセンサーが働いて光を解析します。

上の図は、みなさん一度は見たことあるかもしれませんが「色の3原色」を表す図です。

この表の見方は簡単です。

例えば青の光と緑の光を掛け合わせると2色の円が重なったところ、つまり水色の光になるということを表しています。

赤青緑3色の光を足すと真ん中の白色になります。

この3色を「RGB」と呼び、たった3つの色で全ての色を表現できます。

3菅式のプロジェクターが赤青緑の三色のレンズで構成されており、どんな映画も映し出せるのがその証拠です。

例えば青の光を半分、赤の光を半分を掛け合わせると「紫色」になります。

どんな色も上の図のようにRGBをそれぞれ0〜255の中で設定し組み合わせることで表現できます。

私たちは3色のセンサーでそれぞれの色の光の量を解析しブレンドした色が何かを認識しているのです。

 

色のパラメータ

私たちがどのように色を認識し、赤青緑で全ての色を作れる話をしてきました。

RGBで色を暗号化することもできますが、色のパラメータは以下の図の単位で表現されます。

 

まず左の図が100色相環です。

このパラメータは「色相」と呼ばれ、色味を表します。

その色味で最も鮮やかで中間の明るさの色を選び輪っか状に並べると100色相環が出来上がります。

この順番で色鉛筆などを使って塗るとレインボーが描けます。

また100色相環で向かい合わせに位置する色のことを「補色」と言います。

例えば赤色の補色はその正面の青緑色です。

豆知識として、この向かい同士の補色の色の組み合わせは最も目立つカラーリングということを覚えておいても良いでしょう。

「黄色×紫色」や「青色×みかん色」などの配色がスポーツチームのユニフォームや企業ロゴなどで見られるのもそのためです。

さらに補色同士を混ぜると鮮やかさを打ち消し合い無彩色と言われるグレーや黒になります。

 

次に右の図が「明度」と言われる色の明るさ、「彩度」と言われる色の鮮やかさを表した図になります。

この図は赤色の明度と彩度を段階別に並べたものです

明度と彩度2つのパラメータは100色相環に並べられる色の全てに存在します。

右の図が非常にまとまった配色に見えるのは、赤色という一つの色相のみで構成されていることが理由というのも覚えておいた方が良いでしょう。

ファッションやインテリアでコーディネートするときは同じ色相の中から、明るい色や暗い色を選び、差し色で鮮やかな色を組み合わせれば失敗しません。

次回のテーマは色が与える効果についてです。