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王様の部屋を8bitでつくる!!

2019.10.07

前回に続き王様の部屋を8bitでつくる模様をお届けします。

ファミコンの世界のルール。

まずファミコンといえばカクカクのドット絵ですが、どれくらいの解像度なのでしょうか?
諸説ありますが横256ドット×高さ224ラインと言われており、今回は高さを224ドットに設定しようと思います。
そしてあの独特な配色です。


上の表はファミコンの表現できる色です。
ファミコンの色は6bitの信号で表現され、色相への割り当て4bit=16段階、明度への割り当て2bit=4段階のため4×16=64色となるのですが、12色が重複しているため実質は計52色になります。
そして難しいのが色選びです。
ファミコンの世界では容量を削減するために好きなように上記の色を配色できる訳ではありません。
まずキャラクターはスプライトと言われ8×8ドットで構成され、1つのスプライトに使用できるのは4色までですが、透明を一色と数えると実質3色になります。
背景もキャラクター同様に8×8ドットのタイルに4色を使用できます。
こんな制限の中で苦労して作られていることも知らず、鼻水垂らしながらプレーしてました。
ちなみに「ドラゴンクエスト1」の全体容量は64KBで、iphoneで撮る写真が約2MBです。
つまりいつも撮っているあの写真には、あの名作30本分の容量が使われている事になります。

1ドットずつ地道に並べます。

ファミコンの8bitの世界のルールに従い地道にドットを並べていきます。
作業中の画像です。
水色の太線が8×8ドットのかたまりで、この範囲内では玉座は3色しか使用できません。
グレーのレンガは背景なので色数には含まれません。
並べながら原画にアレンジを加えて出来上がったのがこちら!

どうでしょうか?
見事に8bitです。
制限が生み出す規則性がいい味出しています。
次回、後編ではこのドット絵をプリントしお部屋に貼ります。