一里野温泉スキー場にキャンプ場がオープン!HITOYAMA ICHIRINO OUTDOOR
2023.08.29
2021.12.29
本年も残すところあと僅かとなりました。
皆様には格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、本年最後のコラムは金沢市民なら一度は訪れたことのある「尾山神社」をご紹介します。
尾山神社周辺を散歩しながら、尾山神社の疑問にもお答えします。
金沢市の街の中心部にある尾山神社。
金沢市民なら誰もが知る神社です。
元は金沢城内で加賀百万石・前田家の別邸“旧金谷御殿”があった現在地に明治期に創建した神社で、境内にある池泉回遊式庭園(神苑)が石川県指定名勝となっています。
また神門が国指定重要文化財。
日本100名城で国指定史跡の『金沢城公園』にも隣接し、金沢駅から『金沢21世紀美術館』へ向かう途中にあるということもあり、金沢市を代表する神社として地元の人のみならず観光客の方も数多く訪れます。
加賀藩祖・前田利家と王室のお松の方を祀る神社であり、300年余り鎮座しています。
歴史を感じますね。
所々に前田家の御紋を目にします。
前田氏の家紋は「加賀梅鉢」といわれています。
加賀の前田氏は菅原道真の子孫と称していたため、家紋も道真ゆかりの「梅鉢紋」を用いたとされます。
梅鉢紋は、5つの円を梅の花弁に見立てた家紋です。
道真を祭神とする北野天満宮(京都)や、湯島天満宮(東京)などの紋でもあります。
神門の下にある丸く大きな巨石。
当時はどうやって運んで、どのように綺麗な円を掘ったのでしょうか。
昔からの技術には感心します!
境内には利家公に纏わる像があったり、神苑と呼ばれる庭園があり季節を感じ楽しませてくれます。
神苑と呼ばれる尾山神社の庭園には、橋が渡されていて歩いて渡ることができます。
神苑の周りを一周しましょう。
街中とは思えない景色です。
緑が多く、この日はお参りする人も少なく静かでした。
徐々に陽が登り神門にも光が差し込んで来ました。
この時期の光はとても柔らかく差し込むので温かみを感じます。
青空に神門が映えますね。
尾山神社裏には2020年7月に完成した鼠多聞に続きます。
玉泉院丸庭園、金沢城、兼六園へと続く観光スポットです。
尾山神社は22:00までライトアップされているようで、ライトアップした神門も幻想的な雰囲気を感じれます。
和漢洋の3つの建築様式が用いられた「神門」は国の重要文化財に指定されています。
尾山神社の特徴でもある「ギヤマン」の美しさが際立ちます。
昼間の雰囲気とはまた違う、存在感があります。
避雷針も日本現存最古のようです。
高い建物がない時代は海からの目印にも使われていたそうです。
街中のシンボルとも言えるでしょう。
金沢市民であれば一度は訪れた事がある神社ですが、改めて色々な発見が出来ました。
金沢の中心部に素敵なスポットがありますね。
参拝以外にも、各種御祈祷もありますので興味のある方は是非。
因みに僕は厄除け祈願をして頂きました。
これといって災いも無く無事に過ごせています。
尾山神社境内にはもう一つ神社があります。
それが「金谷神社」
こちらは2代目前田利長公をはじめ、3代から17代までの藩主、当主と王室が祀られているそうです。
金谷神社内には、百万石まつりで御祭神をお乗せして市内を運行する立派な神輿も安置されています。
こちらでもお詣りさせて頂きました。
尾山神社の後ろには本殿が有りますが、一般公開はしていないようです。
煉瓦の壁に前田の御紋が埋め込まれています。
壁が煉瓦造だと考えるといつ頃の時代に出来たのでしょうか。面白いですね。
金沢市民の心の故郷として親しまれる尾山神社。
でも神職さんのこと、神社への参拝のこと、尾山神社の神様のこと、知らないことも多いですよね。
※こちらの内容は尾山神社の公式HPを参照しています。
尾山神社は、加賀藩の最初の殿様である前田利家公と、利家公の正室(奥様)であるお松の方を主祭神としておまつりしています。
武将の御祭神ですから、「文武両道」「必勝」のご利益があると言われています。
またご夫婦でおまつりしていますので、「夫婦円満」「子宝安産」を祈願される方もいらっしゃいます。
一般公開はしていませんが、利家公が戦で使用した鎧兜、刀剣などの武具や、直筆の短冊、15代藩主利嗣公が奉納された能面など前田家ゆかりの宝物があります。
前田家の歴代藩はん主は能の愛好家として知られています。
前田家の威光を象徴するような建築物をつくろう、という人々の意気込みの表れだと思います。
伝統を守りつつも、新しいものを柔軟に取り入れていく金沢人の気き風や美意識は、この頃からあったのですね。
とはいえ、和漢洋の3様式を取り入れた斬新なデザインですから、反対意見も出たとの記録が残っています。
しかし現在、神門は国の重要文化財に指定され、金沢のシンボルのひとつとなっていますから、当時の人々の決断は大正解だったと言えるでしょう。
神社に仕える人を「神職」といい、神職の仕事を「奉仕」といいます。尾山神社の神職には、宮司、禰宜、権禰宜に加えて巫女がいます。
このうち宮司、禰宜は一般の会社の社長、副社長に相当する役職です。
神職は、皆さんに気持ちよく参拝していただけるよう社殿や境内をきれいに整え、お祭りやご祈願、結婚式などをご奉仕しています。
2022年は新しい生活様式が浸透し、慣れてきたという方もいるのではないでしょうか。
東京オリンピック・パラリンピック開催時には、日本中が盛り上がりを見せました。
東日本大震災から10年が経ったことも忘れてはいけません。
日々、変わる世の中で皆様が少しでも日常生活の楽しみや、喜びを見つけることが出来ますように・・
LIFESでは引き続き、金沢市を中心としたお店、グルメ、イベント情報などの発信をしてまいります。
来年も変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。
皆様にとって良い年になりますに!
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