【チームラボ 】行ってみよう!〜金沢城 「光の祭」〜
2023.08.22
2022.08.09
お盆には「旧盆」と「新盆」があることは
なんとなく知っている人も多いのではないでしょうか?
そんなお盆ですが、石川県の中でも独特の文化が残る「金沢のお盆」。
今回は、全国的にも珍しい「金沢のお盆」についてご紹介します🌟
金沢市のお盆は7月13日~16日にかけて行なわれます!
全国的には「旧盆」と呼ばれる8月15日が主流となっていますが、
東京をはじめ、函館、横浜、静岡、金沢などを含む一部の旧市街では
新暦の7月15日を「新盆」としてをお盆をむかえる風習があります。
実は石川県内でも「新盆(7月)派」は金沢市のみで
加賀や能登など石川県のほとんどの地域は「旧盆(8月)派」なのです。
だからといって金沢市の「お盆休み」は7月ではなく、
一般的なお盆休みと同じ8月13〜16日となっています。
一般的なお盆のお墓参りとは異なり、
「キリコ」という灯篭を持参してお参りに行きます。
また、お盆の最終日には「送り火」が行なわれます。
では、そもそも「キリコ」や「送り火」とは何なのでしょうか?
木や紙でできた箱のようなものです。
お盆が近づくと、市内のスーパーなどで様々な種類の「キリコ」が見られます。
伝統的な「箱キリコ」や新しいタイプの「板キリコ」、お子様供養の「花キリコ」、
最近では「風鈴キリコ」というものまであるそうです!
お墓参りの際には中にろうそくを立ててお墓の前に吊るす習慣があります。
先祖の迎え火を保護するために使われるようになったとも言われますが、
キリコの由来に明確な説はありません。
持参した人の名前をキリコに記し吊るすことで、
お参りに来たという証拠なるそうです。
お盆の最終日に行なわれる「送り火」は、
死後の世界に帰っていくご先祖様の霊をお送りだすものだそうです。
金沢市内の東山界隈にある日蓮宗のお寺では、お施餓鬼法要が終わったあと
墓地のキリコすべてに蝋燭の灯を点し、鉢と銅鑼を鳴らしながら
読経・行道し、ご先祖様の霊を送り出します。
その光景は、儚くも幻想的で機会があればぜひご覧ください。
いかがでしたか?
「キリコ」や「送り火」など独特の文化が残る金沢のお盆についてご紹介しました。
全国的にも珍しく、これからも守り続けたい風習ですね。
今年のお盆にぜひキリコを探してみてください🌟
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